- 2004-09-10 (金) 4:29
- 科学
物に光を当てると、当たった同じ場所から反射する光や屈折する光が出てくる、と考えられてきた常識が覆った。反射光も屈折光も光の入射位置から微妙に横へずれて出てくることを、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)と東京大のグループが突き止めた。ずれはごくわずかで、レンズなど光学製品では無視できる範囲だが、将来の光通信の回路の設計などには影響を与えそうだ。
粒子としての性質と波としての性質の両方を併せ持つ「光の二重性」を考慮に入れることで、物質の境界面で光が反射・屈折するときにほんのわずか横滑りすることがわかったという報告です。 これまで反射・屈折は物質の境界にぶつかったところで起こるとされてきましたが、その常識を覆す発見です。
横滑りするとはいっても光の波長程度(数nmオーダ)のずれなので、レンズや一般的な光学製品に影響がない程度なのでひと安心。 でも光通信分野やフォトニック結晶の振る舞いなどには影響を与える可能性が大きいそうです。 フォトニック結晶は今年の初めに光をはじめとする電磁波を閉じ込めることに成功していたり期待されている分野なので、この発見が発展に寄与することを期待したいですね。
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