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ローマ字で「あっ」ってなんて綴る? ローマ字いろいろ。

ローマ字教育の指針とその解説 2-2

「’」の有無によって、gen’in (原因) : genin (外人) のように意味のちがうものが多い。n の次に y がくるために意味をことにする語の例は多くはないが、一語としての形を安定させるためにも、ぜひ必要なことであるから、十分教えておく必要がある。
つまる音は、次に来る子音字を重ねてあらわす。
 Nippon 日本 gakko 学校
ただし次のような場合はアポストロフ「’」を使って示す。
 ”A’” to sakebu. 「あっ」とさけぶ。

ローマ字でどのように「あっ」などを綴るかなんて気にしたこともありませんでしたが、引用した「ローマ字教育の指針」という文書にそのルールが書いてありましたのでご紹介。 たしかに最後が「っ」で終わる場合は困りますよね、“xtsu”ってのもおかしい気がするし。

+ ヘボン式と訓令式 +
小学生の頃にローマ字=ヘボン式として教わった気がするんですが、いまは訓令式で教えているんですね [あをねこの妄想倉庫: 小学校のローマ字教育]。 ヘボン式と訓令式の区別が良くわからなかったので、調べてみると、ヘボン式は最も歴史があるようで、1885年に発表されているみたいです。 作ったのはC.J.ヘボンという人物で明治学院大学の源流に当たるヘボン塾を作ったことでも知られています。 特徴は「つ」を“tsu”と綴るなど、英語の発音を意識していること。 ですが、ネイティブスピーカーが正しく発音できるかというとそうでもないというオチがつきます。
一方の訓令式は、日本式と呼ばれたものを整理した形式で、「つ」は“tu”と綴ります(訓令式表記法)。 この方式は理論性が認められ国際規格として国際基準ISO3602の承認を受けていますISO 3602 国際規格公文書―日本語(仮名書き)のローマ字表記)。

+ ヘボン式が優れている? +
一般的に町中でみるローマ字の表記はヘボン式が多く(たとえばJRの駅名など)、その普及率の高さを物語っています。 実際に読みやすいですしね。 しかし、学校教育では訓令式が採用されているというのが奇妙ですね。 国際基準となっているのが原因かも知れませんが、学校でこそ日頃使うことのできる知識と技術をまず身につけてもらいたいものだと思います。 しかも、小学校で“ti”を「ち」って読むと知ったら英語を勉強するときに足かせになってしまいかねませんね。 もちろん、本来は教わらなくても町中で身につけるべきなんですが。

+ いやいや訓令式が優れている!? +
と、ヘボン式養護をしてみましたが、海外で正しく発音してもらうためにはヘボン式よりも訓令式が優れているという解説があります。
ヘボン式か訓令式か

ヘボン式の子音は、英語の表記に密着しすぎているために、英語国民以外には正確な発音はできない点に第一の欠陥があり、ヘボン式の母音は英語の発音と離れすぎているために、英語国民にも正確な発音は期待できないという第二の欠陥があることになります。したがって、ヘボン式は、英語国民にも、非英語国民にも、すなわち誰にも正しい発音を期待することができない欠陥表記である、という結論が出ます。

とヘボン式の2つの欠点をあげています。
「まち」を“machi”と綴った場合に、非英語圏の大部分のヨーロッパ人は「まち」と読むことができない、フランス人なら「マシ」、ドイツ人なら「マヒ」、イタリア人なら「マキ」という具合です。
また、英語圏の人であれば、母音を「a=あ」と発音せず「a=え」とアルファベットの読みに近い発音をするのが普通だということです。 そのため期待通りに発音してくれる母音は“O”だけと云うことになってしまいます。 プロゴルファーの青木功氏が“Aoki”を「エイオキ」と読まれてそれで名が通っていたという逸話がありますが、これはまさにローマ字の弊害と云えそうです。(この例だとヘボン式も訓令式もありませんが。)

社団法人日本ローマ字会(NRK)が作った新しい表記として「99式」なんて云うのもあるようです。

+ まとめ +
ローマ字に関してまとめてみましたが、ローマ字とは結局「日本語を外国人に発音してもらうためのツール」なんだと思います。 意味は通じないわけですからね。 そうなるとどれだけ発音してもらえるか、その発音を日本人が聞いて理解できるかというところに集約してくるのではないかと思います。
もう一つ重要な役割として、日本人が読めることがあげられそうです。 たとえばローマ字表記の住所で郵便が配達されたりするためですね。
機能という面では「訓令式」のほうが優れているのかもしれませんが、普及度でヘボン式が根強く残っているという構図なんですね。 てっきりヘボン式の方が選りすぐれているんだと思っていました。 でも実際に“ti”は「ち」じゃなくて「てぃ」だよね。 まあ「ち」に近いものはあるけどさ。 完全再現は難しいからそのときそのときで臨機応変にってのが最終的な答えかな?

はじめの話に戻りますが、外国人で「a’」を「あっ」って発音するのかな?
・・・絶対にしない気がする。 効果音とかセリフとかはどうやって書いてあるんだろ。 やっぱり「Ah」あたりかな?
ちなみに「ああっ女神様っ」はAh! My Goddessですね(笑)

参考URL:
ローマ字のいろいろ
あをねこの妄想倉庫
訓令式ローマ字の日本語 - 三十世紀の森
ヘボン式か訓令式か

Comments:2

yahuu 06-01-09 (月) 19:52

>>ちなみに「ああっ女神様っ」はAh! My Goddessですね(笑)
実におしい!!「ああっ女神さまっ」です。

kmns 07-12-22 (土) 19:18

はじめて御意を得ます

ウィキペディア「ローマ字論」のノートに擴張ヘボン式なるものを書いてゐます。

御興味をもっていただける方ではないかと考へ一筆ご案内申上げる次第です

匆匆頓首

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trackback from あをねこの妄想倉庫 04-11-22 (月) 0:39

ローマ字について(続き)

toshi[Orbium -そらのたま-から]さんからトラックバックをいただいた

trackback from 夜伽草紙 05-02-05 (土) 22:52

日本語のローマ字表記

ツトムは写真を撮る。 これをローマ字で書くとしたら、どう書けばいいか。”Tuto…

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