- 2005-03-09 (水) 20:41
- 生物
環境ホルモン:正式には内分泌攪乱化学物質の疑いがあるとされる28種類の物質について、マウスとメダカを用いた影響評価実験を行ったところ、現在河川で観測される程度の濃度の場合、メダカには影響が確認されたがマウスでは確認できなかったという報告です。
「内分泌かく乱化学物質(環境ホルモン)」と疑われる28物質について、環境省は8日、河川など環境中で検出されるような低濃度では、哺乳(ほにゅう)類に対する影響を確認できなかったとする試験結果を明らかにした。
対象となった28種の物質の中には有名なビスフェノールAが含まれています。 ビスフェノールAはメダカに対して受精率が低くなるなどの影響がありましたが、マウスではそのような影響を見いだすことができなかったということです。
環境ホルモンは、ホルモン様物質と云うことでごく低濃度でも生体の内分泌を攪乱するおそれがあるということで自然界に流出することが懸念されていました。 実際に魚類のメス化などが大々的にTVなどで取り上げられていた時期もありましたね。
マウスにおける実験がほ乳類全てにいえることだとすれば、人間にとっても現時点の濃度であるならば影響を懸念する必要はないということになるのかもしれません。 また、この結果からごく微量で効果を発揮するはずだから魚類にとっては内分泌攪乱を示すが、ほ乳類では起こりえないという結論が導かれるかもしれません。 濃度を上げて検証した場合どうなるのか。 自然界では生態系の中で濃縮が起こりますから、絶対に必要な実験になると思います。
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