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精子と卵子を結びつけるタンパク質発見。 「izumo」と命名

  • 2005-03-10 (木) 22:00
  • 生物
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精子と卵子の「縁結び」たんぱく質、阪大チームが発見

哺乳類の受精に関して、精子と卵子が融合するのに必要なタンパク質が発見されたという報告です。 受精時に必要なタンパク質の研究は以前から行われていて、マウスで融合を妨げる物質が発見され、卵子からは必要不可欠なタンパク質が発見されていました。この報告ではマウスの精子から発見されたこと、さらにヒトにも存在すること明らかにされています。 このタンパク質は縁結びの神として知られている出雲大社にちなんでIzumoと名付けられました。

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遺伝子操作でIzumoを作れなくした雄のマウスと正常な雌を交配しても、雌は妊娠しない。体外受精をすると、精子は卵子内部に進入するが、融合はしなかった。一方、この精子を直接内部に注入した卵子を雌に移植すると、正常な子供が生まれた。

Izumoを失うと融合することができないため当然、子供を作ることができない訳ですね。 これまではIzumoの機能不全による不妊は「原因不明」とされていたと考えられます。 この発見によってすぐさま不妊が改善するわけではありませんが、十分に治療できる可能性が出てきたと考えられるし、細胞融合の開始点で起こるイベントの解明に近づいたといえそうです。

ちなみにIzumoという名前ですが、日本の名前(だと思われる)が付いているタンパク質は他にもあります。 Musashiタンパク質というんですが、これはショウジョウバエで見つかった神経が非対称分裂するために必要なタンパク質です。 宮本武蔵のMusashiなのかどうかわかりませんが、長さの違う刀で二刀流だった武蔵を想像したのかもしれないですね。 このほかにもsushiドメインっていう名称があるんですが、「寿司」と関係あるのかどうかは疑問です。
日本語とは関係ないですが、「ソニックヘッジホッグ」というタンパク質もあります。 神経形成や頭部形成で重要な役割を果たしているタンパク質です。 他にもプロペラとかそういう名前のタンパク質は結構あります。 それにしてもIzumoはかなり異色な部類でしょうね。

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