- 2005-05-13 (金) 2:16
- 天文学
NASAの病理学者から、月の砂ぼこりを直接吸い込むことで、命をも奪うようなおそろしい症状が引き起こされる可能性が指摘された。アポロ17号の宇宙飛行士は事実月の塵によるアレルギーとでもいえるような症状を引き起こしていた。また、これまでの火星探査では、土壌中にヒ素などの有毒な物質が存在する可能性も指摘されており、NASAでは、この問題に取り組む研究プロジェクトを立ち上げた。
月の砂が人体に対して非常に深刻な影響を与える可能性があり、それに対処すべくプロジェクトを立ち上げたという報告です。 ブッシュ大統領が宇宙開発事業として2015年までに月面への有人飛行を再開すると表明しているので、それに備えたプロジェクトだと云えそうです。
この記事によると、月の砂はガラスや石英に良く似ていて吸い込むことで肺に刺さるなどの障害を起こすことや、ヒ素などの有害物質を含んでいる可能性も示唆されているようです。 実際に月面着陸したアポロの船員は花粉症のような症状を発症したということです。 当時はなぜか問題視されなかったようですね。
また、火星の大地はさらに環境が悪く、強烈な酸化剤の大地である可能性があるため生命体にだけでなくゴムやプラスティックなどの高分子材料を分解してしまう可能性も検討されているようです。
解ってはいますが、地球以外の天体というのは地球とは圧倒的に異なる環境なんですね。 それ以外にも大気や重力といった普段意識しないようなものまで変わってしまうわけですから。 衛星とお隣の惑星を見ただけでそう感じてしまいます。
【追記】
「この記事で一番驚いたのは、宇宙服の気密性ってその程度なんだということ。 今でもそうなのかな?」
などと書きましたが、やっぱり機密性に関してはおかしいだろ? ってことで本文を読み返しました。 月面から船内に帰ってきたときに月の砂を吸い込んだことによって、発症したということが書いてあるので、機密性云々の問題ではありません。
そりゃ月面で活動できる宇宙服で砂吸い込むようなコトはないですよね。 まぬけでした(苦笑)
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Comments:4
- rsk 05-05-13 (金) 3:05
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もしかしたら、月面から宇宙船等に戻るときに、宇宙服のシワなどに
こびり付いた砂が飛んでしまって、吸ってしまうのかもしれませんね - とし 05-05-13 (金) 6:14
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>rskさん
そうなんですよねー。
そのことにすっかり気が付きませんでした(泣)というわけで、追記したので読んで頂ければ幸いです。
これからもよろしくおねがいします! - のみやま 05-05-14 (土) 11:55
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たしかこれは大気の存在しない環境だと風化による摩耗が発生しないため、砕かれた状態そのままの極めてとげとげしい粒子であることが問題だと言う話でした。
地球の通常の砂と比べると碁石とガラス片ぐらい違うみたいです。
火星だとそれに加えて毒性まで持っていると言うことですね。 - とし 05-05-14 (土) 12:22
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> のみやまさん
いつもありがとうございます。
なるほど。 大気による風化が全くないために、砕けたままなにも変わらないということですね。
そうなると火星は大気がありますから粒子の形状問題は月ほど深刻ではないのかも知れませんね。



