- 2005-06-18 (土) 2:51
- 生物
学習能力が衰退したわけじゃない!?――大人の外国語習得が困難な理由
子供に比べて、大人が新たな外国語を習得するのが困難なのは、年齢と共に学習能力が衰退していくためという考え方が一般的だった。しかし、このほど実は学習能力の低下が原因ではなく、大人の脳が母国語に必要ではない音をより分けるようになっていくためであるという新たな研究結果が伝えられた。
大人になると子どもよりも言語習得が困難になるのは経験的によくわかると思います。 この原因が大人の方が子どもに比べ母国語を操っている時間が長いために脳が母国語に最適化するように成長する結果であることが解ったという報告です。
大人の脳は母国語を使うために必要な音だけを拾うことに最適化していて、母国語に存在しない音を認識することが困難になるそうです。 このために、子どもの方が外国語をうまく聞くことができるわけですね。 外国語習得には音を聞き分けることが重要で、習得に差ができてしまうと云うことです。
使わない日がない母国語に長期間慣れ親しむことで、脳が母国語を使うために必要な感覚を研ぎ澄ませて行くというのはわかりやすい成長ですね。 情報取得の段階で、外界全ての情報を均等に取り入れるわけではなくより重要だと思われる情報に重みをかけて取り込んでいるわけですね。 母国語は重みが大きく、普段聴かない外国語独特の音にはあまり重みがかからないということですね。 MDの圧縮の仕方と少し似ているなと思い出しました。
このような脳の特性がわかったことで、脳科学をふまえた大人のための外国語学習法ができるかも知れませんね。 母国語に最適化された脳をリセットすることは難しいでしょうが、新しい方法に期待しましょう。
外国語習得が上手いヒトと、苦手な人でどんな差があるのか調べてみると新たな方法が浮き上がるかも知れませんね。
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