- 2005-07-18 (月) 23:13
- 工学・技術
建材に使われ、発がん性が指摘されるアスベスト(石綿)を従来よりも低い温度で加熱して無害化する技術を、群馬高専=前橋市=の小島昭教授(物質工学)らが開発した。アスベストに、オゾン層を破壊する有害物質フロンを混合させる方法で、「毒をもって毒を制す」という触れ込みだ。埋め立てより低額で処理ができるといい、アスベストの現存量を減らせそうだ。
現在、アスベスト(石綿)製品を製造していた工場で、飛散した粉じんを吸い込んで中皮腫などになったとして話題になっているアスベストですが、このアスベストを低コストで無毒化する方法を開発したという報告です。
これまでアスベストを無毒化するためには1000℃以上の高温や電気分解などコストがかかっていました。 そのため、一部はそのまま埋め立てに使われたりしていて地上に出てしまったときの影響が問題視されたりもしているようです。
この報告の方法では、「悪者」として有名なアスベストとフロンを混合して700℃に加熱することで両者をいっぺんに無毒化することができる技術と云うことで、コストも埋め立てるよりも安くすむのではないかと期待されているようです。
このアスベスト+フロン融解物を再利用しようという動きもあるようで、それができれば素晴らしいですね。 しかし、現時点での大きな問題は今現在建築物につかわれているアスベストの処理ではないかと思います。 小学校の頃、古い建物だったので廊下にアスベストが露出していると思われるような所があったのを良く覚えています。 ちょうどそのころアスベストが有害だということがマスコミで取り上げられていたんですね。 その程度のもので中皮腫などの病気になるのかどうかは解りませんが、たくさんの建物で使われていると思います。 こういったアスベストをどうやって取り除いていくのか、または被害が無いようにメンテナンスしていくのかが大きな課題です。 この報告が何らかのカギになれば良いのですが。
- Newer: 酒に強い?弱い? 目で見て解るようにする技術の開発
- Older: 地球シミュレータで地球の地磁気の謎が解き明かされた。



