- 2005-08-27 (土) 3:35
- 生物
寿命を延ばす作用があるらしいたんぱく質を、黒尾誠・米テキサス大助教授と東京大、大阪大などのチームがマウス実験で見つけた。こうした物質が、哺乳(ほにゅう)類で見つかったのは初めて。
寿命を延ばす効果があるタンパク質が哺乳類で初めて確認されたという報告です。 個のタンパク質は、ヒトも持っているため将来的に寿命を延ばすことができる薬ができるのではないかと期待されています。
実験では、マウスが持つ「クロトー」という遺伝子からつくられるタンパク質の量を2~2.5倍にしたところ、通常700日程度の寿命をもつマウスの寿命が2~3割延びることが明らかになったと云うことです。
このタンパク質は、インシュリンを抑制する作用を持っていることが解っていて、血糖値を適当な値で保つ働きをしていると考えられています。
また、クロトーを持たないマウスでは骨粗鬆症が促進されるなど、老化現象が顕著に見られるようになったということです。 この結果は、クロトータンパク質には老化のメカニズムを抑制する働きがあることを示唆しており、未解明な点が多い老化という現象を解明するカギとしても期待されているようです。
この報告で発見されたタンパク質の研究が進むことによって、人間も寿命を人為的に長くすることができるようになるかも知れません。 そこにどんなメリットがあるのか多少疑問が残ります。 寿命を延ばすことは人類のひとつの野望だとも捉えられますが、現代社会において健康なヒトが寿命の延長を本当に求めているかどうかは怪しいと思うんですね。
でも、このタンパク質が老化のメカニズムを解明するための足がかりとなるならば、その点では本当に期待したいと考えています。
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