- 2005-08-31 (水) 11:11
- 生物
牛海綿状脳症(BSE)や変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)の原因となる異常プリオンというたんぱく質を血液から検出する技術を、米テキサス大などの研究チームが開発した。
これまで病気が発病するか解剖しないとわからなかったBSEやクロイツフェルトヤコブ病(vCJD)が血液検査で検出できるようになったという報告です。
この報告のメインとなる技術は、検出するために異常プリオンを試験管内で増やす技術です。 原理は非常に単純で、サンプルとなる血液に正常プリオンを加えることで、脳内で起こるのと同じように正常プリオンが異常プリオンになる、異常プリオンの感染を利用しているということです。
この手法が確立されると、牛を殺さずに検査することが可能になり意義がある手法だと期待されています。 ただし、種によって検出感度に差があるなどまだまだつめていかなければならない問題点があるようです。
異常プリオン病はこれから、さまざまな生物種で出てくる可能性が十分にある疾患で、人間についてもホットな話題として研究されている分野です。 その分子的なメカニズムも解明されています。
まだまだ具体的な治療方法は確立していない病気ですが、この報告によって治療のステップの中で最も根本的な疾患検出が手軽に行えるようになるわけです。 患者を早期に発見し、治療法を検討できる可能性ができたため、これがブレイクスルーとなることに期待したいですね。
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Comments:1
- けんじ88 05-09-11 (日) 0:22
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血液中から異常プリオンが検出されるのなら、牛乳にも異常プリオンが含まれる可能性が高いのではないでしょうか。日本のBSE症例のほとんどは老齢の乳牛です。つまり、BSE感染牛から搾乳された牛乳が、“100%の確率”で日本の食卓に上り、消費されているのです。牛乳はほとんど加熱処理がされていません。したがって異常プリオンは活性を保ったまま日本人の口に入っていることになりませんか。この話は非常に大きな問題を投げかけているように感じます。



