- 2005-10-21 (金) 10:29
- 雑学・知識
1日は24時間で、1時間は60分。長さや重さなど世の中の多くの単位は10進法なのに、時間の単位にはどうして半端な12進法や60進法が使われているのだろう。
奈良市で個人博物館「時の資料館」を開いている後藤晶男さんは「昼と夜をそれぞれ12に区切ったのは、古代バビロニア(紀元前2000年ごろ)の天文学者だという説がある」と話す。
1時間は60分、1日は24時間。 時間は身近なもので当たり前のことですが、なぜ60分、24時間なのかと聞かれると困ってしまいますね。
このコラムではなぜ時間の単位に12進数や60進数が用いられているのか解説されています。
メソポタミア文明の南部に当たるバビロニアで作られたということです。 紀元前約1900年頃に成立した古バビロニア王国では太陰暦が用いられていたそうです。
12進法も60進法もバビロニア人が作ったと考えられていて、12進法は天体の運行にちなんで作られたもの。 新月から満月までの間隔約30日を12回繰り返すと1年経過することを知っていてそのことが起源となっているそうです。
天体の運行から取り出されたものを身近な1日を区切るのに用いたのはわかりやすいですね。
60進法はこの12進法と手の指の数を由来とする10進法、手足の指の数を由来とする20進法の重なりあわせることで作り出されたと考えられています。 12と10と20の最小公倍数である60を用いるようになったということですね。
バビロニアではある程度大きい数を扱うときに60という数字を好んで使ったようです。 2,3,4,5,6,10,12,15,20,30で割り切ることができる60は優れた性能を持っていたということですね。 1時間という単位を細かく分割するときに12よりも60を選んだということなのでしょう。 これによって人は現在でも、1時間という時間を様々な数で割り切ってスケジュールを立てられるようになっています。
しかし、表記法としてはバビロニアの頃から10進法を用いていたそうです。 これは手の指の数が10本であり気軽に計算できるためだといえるのかもしれません。
普段は「キリの良い」数字だと思っている10ですが、12進法や60進法を知ると案外キリの悪い数字だと見えてくるから不思議ですね。
参考URL:
メソポタミア – Wikipedia
バビロニア – Wikipedia
六十進記数法 – Wikipedia
十二進記数法 – Wikipedia
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Comments:4
- 大津 05-10-21 (金) 12:57
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きりのいい数字だと思っていた10が、意外とそうでもないかもしれないというのは目からうろこです。実は、手の指の数が十進法のもとだったというのは知りませんでした。もし手の指が七本くらいだったらどうなってたんでしょうねぇ?
- とし 05-10-21 (金) 13:19
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> 大津さん
実際に10は3で割り切れなくて困ることが良くありますよね。
それでも意外と不便であるとは感じないところが逆に不思議じゃないかなと思います。7本あったらやっぱり14進数になったんでしょうかねえ。 期待したいのは12進数で、繰り上がり用(そろばんの5の玉みたいに)で最後の1本を使うという環境でしょうか?
- すざく 05-10-23 (日) 18:44
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あれ、メソポタミアは太陽暦ではなく太陰暦では?
太陽暦はエジプトだった気がしますが・・・。
- とし 05-10-24 (月) 8:53
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>すざくさん
間違えていました。ご指摘ありがとうございます。
直しておきました。
Trackbacks (Close):3
- trackback from ようへいブログ 05-10-22 (土) 3:22
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時間の単位
ちょっとためになるお話。詳しくはトラックバック先を参照。
- trackback from 北北南南西東西東晩朝 05-10-22 (土) 18:06
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[テキスト]時間の単位は、なぜ半端な12、60進法なの?(Orbium -そらのたま-様)
日ごろ何気なく使っているけど、聞かれて初めて 「そういえば、何でなんだろう?」 というものって、意外と多いのではないかと思います。 トリビア的ではありますが、そ…
- trackback from Clear Aether 05-10-24 (月) 21:21
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時間の単位は、なぜ半端な12、60進法なの?



