- 2005-10-27 (木) 14:00
- 生物
フィッシュオイルに含まれるオメガ3脂肪酸の働きで、魚食は心臓・血管系の病気を予防する、という常識が行き渡って魚の消費量が増えている。
魚食にはそのほか、脳の衰えを遅らせる働きがあるという研究報告が「神経学紀要」に掲載された。
魚に含まれ、血行の改善やアルツハイマーに効くことが示唆され、健康的な成分として注目を集めています。 このオメガ3脂肪酸に脳の衰えを遅らせる働きがあることがわかったという報告です。
これまでにこのサイトでもオメガ3脂肪酸について取り扱ってきました。
サカナを食べてボケ防止
オメガ3脂肪酸がアルツハイマーを防ぐ
オメガ-3脂肪酸は魚と野菜から [All About]
65歳以上のヒト3718人を対象に魚をどれだけ食べているかとともに記憶力・言語能力のテストを行い、6年間の追跡調査をした結果、ほとんどのヒトが年齢とともにテストの成績が下がっていくのに対して、魚を食べる頻度の高いヒトは成績の下がる速度が遅い傾向があることが明らかになったということです。
気になるのはどの程度の頻度で魚を食べると効果があるのかという点ですが、週に少なくとも1回食べていると、全く食べていないヒトよりテストの成績の落ちかたが10%、週に2回以上魚を食べていると、成績の落ちかたが13%遅くなるということです。
週2回以上くらいならちょっと意識すればできそうですね。 調査では65歳以上と比較的高齢層が対象になっていますが、若いうちから意識的に魚を捕る習慣をつけることで脳の衰えを緩やかにすることができるかもしれません。
次のステップとして、オメガ3脂肪酸がどのようなメカニズムで脳の活性化を促しているのか。その点の解明に期待していきたいですね。
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