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毒ガエルの毒はダニが作った毒だった。

Toxic Frogs Get Their Poison From Mites

Tiny mites give some Central American poison frogs most of their toxic sting, researchers have discovered.

中米の毒ガエルの毒の起源がダニであることがわかった。

中米原産の毒ガエルは小粒な体ながらその身にまとっている毒は非常に強力な毒性を示すことが知られています。ヤドクガエルの毒を矢尻につけて狩りをするというのが有名ですね。この毒の起源がダニであることがわかったという報告です。

毒ガエルの毒はアルカロイドであることが知られています。しかし、カエル自身はアルカロイドの合成をすることができず、アルカロイドをどこからか調達していると言うことは以前からわかっていました。これまで、食料としているアリがその調達先として考えられていたのですが、本研究によってダニであることがわかったということです。

アルカロイドは自然界に多く存在し、毒性を示すもの、モルヒネなど鎮痛剤として使われるもの、カフェインのように身近なものまで様々あります。アルカロイドは様々な生体反応を引き起こすことがわかっていて、現在新薬の元となる物質としても注目を集めています。というか、そういうものでないとなかなか研究されないわけです。

今回の報告されたダニはおよそ80種類のアルカロイドを持っていて、このうち40種はこれまで天然には存在しないと思われていたような独自の構造を持ち、生物学的にも独特な効果を持つものであることがわかりました。このことは大変意味のある発見で、単に毒ガエルの毒の起源がわかったというだけではなく、医療分野にも影響を与える研究になるかもしれません。
というもの自然界に存在する化学物質は新薬の種(シード)として注目されているためです。現在では細菌から昆虫まで様々な生物の持つ物質が薬の原型とならないかどうか盛んに研究されています。一から合成するよりもずっと効率が良いわけですね。

また、カエルがなぜアルカロイドの毒性に対する耐性を持っているのか、食事から得たアルカロイドをどのようにして体表から分泌しているのかなどわからないことも多く、これからの研究の課題となると研究者らはしています。
このことに関しても生体でのアルカロイドの使い方についてヒトがカエルから教わることがあるかもしれない、アルカロイドを毒物とせずにうまくやっていく方法がもし見つかったらそれは大発見となると思います。

毒を持つ生き物で、自分では毒を作れないけど食物から抽出しているという生物はかなりたくさんいます。もっとも有名なのはフグかな? フグはテトロドトキシンを細菌から得ています。また毒を持つ貝もそのほとんどがそうだと考えられています。ちょっと前に話題になったドウモイ酸も海藻が生成しています。あとは毒を持つ鳥として知られているピトフーイの毒もえさとなる甲虫が作っているようですね。
ちなみにヘビは自分で毒を作っています。ほかにはどんなのがいるのかな?

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