- 2007-06-06 (水) 15:51
- 生物
Instead of hopping from Central and South America, frogs arrived in the Caribbean islands by raft, the authors of a new genetic study argue. Frogs made the trip only 50 million years ago, the researchers report, and as the land bridges to the mainland had disappeared by then, the little amphibians must have traveled by sea, most likely on floating mats of vegetation.
カリブ海の島々に生息するカエルは中南米から陸づたいに跳ねてきたのではなく、プカプカと海を浮かんで渡ってきたのだと報告された。カリブの蛙たちはたったの約5000万年前に島に渡ったと考えられ、このときにはすでにカリブの島々は大陸から離れていた。すなわち、カエルたちは海を渡らざるを得なかったはずであり、植物をイカダのようにしてわたったと考えるのが最も妥当だ。
カリブ海の島々にすんでいるカエルが中米から海をわたって島に移住していたことがわかったという報告です。
中米とカリブの島々に生息している約800種類のカエルは一つの属(Eleutherodactylus)に分類されています。しかし、これらのカエルにはそれぞれ独特な斑点があることから、これまで行われていなかったカエルの進化的な解析を行って、地理的に隔離されているカエルたちの関係を決定しようと試みています。
解析では300種のカエルから5種類の遺伝子を取り上げて、中米に生息するカエルとカリブの島々に生息するカエルとが進化系統樹上で異なる位置にあることを明らかになったということです。
さらにカリブのカエルたちは他の場所に生息しているのカエルグループよりも互いに非常に近縁でした。このことは島々のカエルが1つの祖先から進化したことを意味していて、子孫たちは島から島へと海を渡ったことを示していると研究者らは考えています。
そして驚くべきことに、カエルたちの移住は5000万年前で、このときにはすでに島と大陸の間に陸地がなかった。すなわち、カエルたちは海を渡る必要があったということだということです。
当然、淡水で生きるカエルたちには海を泳いでわたることはできないし、そんなことをしたら乾いて死んでしまいます。研究者らはカエルたちは腐った葦のような植物の束、またはその根に乗って移動したのだと考えているようです。
そんなに都合の良いことがあるのかどうかわからないのですが、両生類進化の専門家であるFranky Bossuytは「おそらく雨水を保持した蘭科の植物、または腐った丸太の中に卵か成熟した個体が便乗することができたのではないだろうか」としています。
本土から島へ1回きりなら理解できますが、島から島への移動も何回にもわたって行われていたということで、ちょっと考えにくいかなという印象もあります。しかし、移動していたということは遺伝学的に事実っぽいので、もっとある意味で必然的な移動方法があったのではないかという点に目が向けられるのではないかと思います。
ところで、カエルというと緑色で池に住んで蓮の葉の上に乗っかっているイメージが強いですが、そういうのは全種類の中では比較的まれな種類だそうです。実際にはジャングルや高地に生息していて、1cmそこらでカラフルなものが大部分のカエルなんですね。
このような環境で生息しているなら、古木の中でじっとしていたりしていて海に流されるというシチュエーションも考えられなくはないという感じなのかもしれません。
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- カエルは海を渡って進化していった。 from Orbium -そらのたま-



