Hunger Can Make You Happy | LiveScience
Contrary to the moans of many dieters, being hungry may make you happy. Or, at least, it can be a serious motivator whose evolutionary intent was to help you find dinner instead of becoming dinner.

from Ali-PG
食欲を司るホルモンとして知られているグレリンという物質の本業は食欲増進ではなく、ストレスを解消することなのではないか。という報告です。
グレリンは1999年に国立循環器病センターの児島・寒川らにより発見されたホルモンで、視床下部に働きかけて食欲を増進させ、脳下垂体に働きかけることで成長ホルモンの分泌を促す役割を果たしていることが明らかにされています。
この報告によると、空腹時の方が血中グレリン濃度が高くなり、このグレリンの仕業で積極的でテンションの高い行動をとることができるようになるのだそうです。
たしかに満腹時にはあんまり動きたくないし、まったりしていたいと思います。考え事をするのは空腹時の方が良いなんていうヒトもいますね。そんな行動の仕組みがグレリンの濃度変化で説明できると言っています。
そんなのとっくにわかっていると思っていたんですが、わかってなかったんですね。
本報告では、マウスの血中グレリン濃度を様々な方法で操作してマウスの振る舞いを観察しています。グレリンの活性を失わせる、つまり擬似的に満腹な状況(よりもっとグレリン的には満腹っぽい)を作り出すと、水に沈めても泳ごうとしない、迷路に淹れても入り口付近でうろうろしている、など鬱状態のような振る舞いを見せました。
この逆にグレリン濃度を高くする(空腹の状態)と積極的に泳ぐし、迷路を徘徊して逆境に対抗しようとする姿勢を見せたということです。
研究者らはこの現象について、飢餓で誘発されるテンションの高さは環境への対応を物語っていると考えています。これはつまり、空腹で食料を探しているときに鬱状態では他の動物の食事になってしまいかねない。そこで空腹感を増幅させるホルモンがテンションを高くする効果も持ったのではないかということです。
グレリン濃度の変化は空腹にだけ左右されるのではなく、社会的な不安や日頃のストレスによっても影響を受けることがわかっています。
ストレスを受けるとグレリン濃度が上昇する傾向があるのだそうです。ストレスで暴飲暴食する姿は簡単に想像できますね。これもグレリンの仕業だというわけです。グレリン濃度が高くなることでストレスに立ち向かう力が漲ってくるのではないかと考えられています。
また、カロリー摂取を少なくすると寿命が長くなることがわかっていますが、このこととグレリンの行動を活性化させる能力とが関係しているのではないかと研究者らは考えているようです。グレリン血中グレリン濃度を高いレベルでキープすることで、なんらかの「恩恵」を受けているかもしれないとしています。
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