- 2008-07-26 (土) 2:20
- 工学・技術
Big LED Breakthrough at Purdue University Could Change the World : TreeHugger
Scientists at Purdue University have figured out how to manufacture LED solid-state lights on regular metal-coated silicon wafers

from B Tal
発光ダイオード(LED)をより安価に作成することの出来る技術が開発されたことによって、照明を蛍光灯からLEDにシフトできる可能性が挙げられており、コレによって電力消費を10%削減できるのではないかと期待されています。
現在は日本でも白熱電球も2012年までに生産中止にするように総務省から要請が出されているなど、エコロジーの観点からも蛍光灯電球へのシフトが進んでいます。エコロジーを考えなくても電気代が安くて寿命が長い蛍光灯電球(CFL)は魅力的ですよね。
この記事では、安価なLEDの開発によって蛍光灯電球へのシフトがこれまでに想像されていたよりもより速く進むのではないかと述べられています。最近では寿命が長いことからも信号機にLED使われていることからもわかるように、LEDは蛍光灯電球と比べても消費電力が低く、寿命も長いですから、より良い選択肢になりそうです。後述しますが、コスト以外にもいろいろと問題があるようですが・・・。
実際にLED照明が普及したら、照明に使われている電力の1/3を削減することが出来ると試算されています。現在アメリカでは総電力の1/3が照明に用いられていると考えられていて、LED照明の普及によって10%の省エネになるそうです。
記事ではLEDでは窒化ガリウムを原料に使うことや、サファイアをベースにしたLEDでは光を増幅するための反射層を作る必要などあり、これが原因となって少なくとも白熱電球や蛍光灯電球の20倍以上のコストがかかってしまうとしています。ちなみにLEDはベースにする結晶によってその発色を帰ることが出来ます。サファイアなら青、ガリウムヒ素リンなら赤・橙・黄などという具合です。
新しい製法ではベースをシリコンウエハにすることに成功しており、既存の製法でシリコンを加工することが出来るため安価なLEDの作成が可能になったと言うことです。また、このシリコンLEDは電気を光に変換する効率的にもこれまでのLEDに比較しても良いことがわかっています。
ただし、現時点でLEDが照明に使われていない理由はコスト的な側面ではなく、より現在開発されているLEDの性質によって照明に適さない点が指摘されています。発光ダイオード - Wikipediaによると、
・高出力を得るために大電力を投じると発熱が増える。
・発熱により高温になると発光効率が落ちる。
・発光効率の低下を補うために更に大電力を投じるとますます発熱が増える悪循環に陥る。
・この悪循環が究極まで行き着くと熱で素子が破壊される。
・破壊にまで至らなくとも効率が低下し寿命が短縮するため、発光ダイオードの利点が失われる。
これらの問題点によって、ある程度の電力以上になると変換効率が下がってしまい、出力が下がってしまうそうです。
記事ではこの点について言及されていませんが、シリコンウエハを使うことによってこの問題を回避できるようになったのかどうか気になるところです。
解決してないといくら消費電力が下がっても皮算用なんだから、そんなのを記事にしないかな。でも、それが解決してたらコスト云々よりも大きな話題になりそうだし。どうなんだろう?
でも照明をLEDに代えられるようになったら、すぐに使ってみたいですね。なんだかテクノロジーって感じがしてかっこいいって思うのは私だけではないと信じているんですが、どうでしょ。
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