この記事は破綻しています。
この記事の検証、訂正記事を「マゼンタは色じゃない」は誤りです。に書きましたので、こちらも併せてご覧ください。
多くの方に読んでいただいたのに、間違いを含んだ記事を広めてしまい大変申し訳ありませんでした。
Null Hypothesis | Magenta Ain’t A Colour
A beam of white light is made up of all the colours in the spectrum. The range extends from red through to violet, with orange, yellow, green and blue in between. But there is one colour that is notable by its absence (click here to check). Pink (or magenta, to use its official name) simply isn’t there. But if pink isn’t in the light spectrum, how come we can see it?

from {laurie}
マゼンタはどうして見えるのか?というお話しです。
そんなもん当たり前じゃないかと思いますが、すべての色を含んでいるはずの白色光を分解してできるスペクトル(ここに画像があります)にマゼンタ(明るいピンクですね)が含まれていません。どのようにしてヒトはマゼンタを感知しているのでしょうか? というかスペクトルに含まれていない色がどうして存在しているのか。
かなりおもしろい話だと思います。

マゼンタをどのようにしてみているのかは簡単なテストでその手がかりをつかむことができます。このマゼンタの円を1分ほど見つめて白いところを見ると何色の残像ができるかテストしてみてください。
淡い緑色の残像が見えたのではないかと思います。残像として現れる色は元々の色の補色が現れます。緑色は赤の補色だと思われがちですが、赤の補色はシアンなんだそうです。赤でも試してみるとおもしろいと思います。
スペクトルに含まれるすべての色は、スペクトルに存在している色を補色として持っています。ただし、緑だけは例外で補色がスペクトルの中に存在していません。これはなぜでしょうか。
そもそも、色というのは特定の範囲にある電磁波の波長を脳が認識しているもので、この範囲(360nm〜760nm程度)にある電磁波を可視光線と呼んでいます。最も波長が短いのが紫で長いのが赤になります。これ以下だと紫外線やX線、長いと赤外線や遠赤外線と呼ばれます。
可視光線を網膜に受けると脳に神経刺激として信号が送られ色として変換されるわけですね。これが色の正体です。誤解を恐れずにいえば、色は脳の中にしか存在しないものということもできます。
子供の頃に「赤はみんな自分が見ているのと同じ赤なのか?」とか考えたことがありませんか? この問いには答えがありません。脳の中にしかあり得ないものだから具現化することはできないからです。
同時に複数の波長が飛び込んできたときには、その中間の波長の光を色として認識することになります。たとえば緑色の光と赤ならその中間にある黄色と認識するわけです。
では認識できる最も短い波長:紫と長い波長:赤がいっぺんに飛び込んできたらどうでしょう? この場合2つの考え方ができます。
1. 他の色の組み合わせと同じように真ん中の波長:緑として認識する。
2. 色も近いし新しい色を作り上げる。
ここでようやくマゼンタの登場です。脳はこれまでのルールを無視してなぜかマゼンタという色を作り上げました。ですからマゼンタはスペクトルには存在しない人間が勝手に脳の中で作り上げた色なのです。何で緑にしないでそんなモノを作り出したのでしょうか?
最初のスペクトルバーにマゼンタを導入すると紫と赤のあいだに入るため、ちょうど輪を描くようになります。しかし、この輪をじっと見ると色が見えなくなります。すべての補色が出会ってしまい打ち消し会うためです。

この図は輪ではありませんが色が消えて無くなることを確認できるテストです。真ん中の点をじっと見つめてしばらく集中してください。徐々に色が消えていくのを実体験できます。
さて、ざっくりと原文を読んでちょっと驚きました。いわれてみれば虹の中にもマゼンタは無いし、くすんだ色でもありません。でもそれがまさか脳の中で開発されたいわば人工的な色(全部人工的じゃないかといえばそうなんですが)だということに驚きました。
マゼンタが開発された理由はおそらく、自然界の中で「緑色の波長」と「赤と紫が同時に目に飛び込んできている」を区別する必要が生じたのではないかと思います。そのような区別がどうして必要だったのかな? 興味は尽きませんが、改めて身近なところに知らないことはたくさんあるんだなって感じる話題でした。
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Comments:1
- 混ぜた 08-08-28 (木) 12:44
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マゼンタって「混ぜた」だからね。
というのは冗談ですが、それを言ったら白色も色では無い。
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マゼンタが特別なワケ?
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