- 2008-09-06 (土) 3:53
- 医療
Vaginal Proteins In HIV-resistant Prostitutes Suggest New Prevention Measures
Researchers in Canada report discovery of unusual proteins in a small group of Kenyan sex workers that appear to be associated with resistance to infection with HIV, the virus that causes AIDS.

from sfgirlbybay
ケニア人の売春婦にHIVに感染しにくいヒトが存在することが明らかになったという報告です。原文では売春婦の部分を“sex worker”という非差別的な言葉をつかって「性産業従事者」くらいの表現をしていますがわかりにくいので売春婦にしました。
報告をしているのはカナダ人のBurgenerらで2000人以上の売春婦を調査した結果、140人がHIVに耐性を持っていることが明らかになったということです。しかし、HIVに耐性を持つヒトがいるということ自体は新しい発見では無いようです。
今回の報告では、HIV耐性を持つ女性と持たない女性の膣液に含まれるタンパク質を詳細に調べた結果、16種類タンパク質について違いがあることが明らかになっています。そのなかでHIV耐性があるヒトで増加していたタンパク質は8種、これらには抗炎症作用や抗ウイルス作用がある可能性があると研究者らは考えているようです。
耐性を持つヒトで増加しているタンパク質の一部は、すでにHIVの感染予防に効果があることが知られているタンパク質も含まれていたということです。このことから、まだHIV抑制効果が明らかになっていないタンパク質にも同様の効果があると期待できるというわけですね。
HIV耐性のヒトに増えていたタンパク質はタンパク質分解酵素の阻害効果を持つものが全体の3/4を占めていて、減っていたものには免疫システムに関わるタンパク質などが多かったということです。
今回発見されたタンパク質は、HIV予防薬の開発に一役買うのではないかと期待されています。予防接種の要領で使えるようになると好ましいと思います。タンパク質でもそんな風に直接薬になるのかな?
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- いくつかのタンパク質がHIV耐性をもたらす可能性 from Orbium -そらのたま-



