- 2005-02-06 (日) 13:35
- 雑学・知識
野球のジャッジで“ボール”というのはどういう由来の言葉なのでしょうか。
先日のエントリ「ショートを「遊撃手」と呼ぶのはなぜか?」、「野球とボウリング、投げる距離は同じ」で野球に関する雑学をお伝えしました。 おかげさまで大好評で多くの方に読んで頂いています。 それに伴って、貴重なコメントをいただきました。 そこから「ボールというコールはどうして生まれたか?」という疑問の糸口をつかむことができましたので、お伝えいたします。
これでeverything is goneの316さんの疑問にも一応の答えを出すことができましたでしょうか?>316さん
玉木正之さんのこどもスポーツ研究室に以下のような記述があります。
Q. 野球のジャッジで“ボール”というのはどういう由来の言葉なのでしょうか。どんな球でもボールはボールなのではないでしょうか?
A. 残念ながら、明確な答えはわからない。 でも、おそらく打つべき球ではない投球を1、2個と数えところから、1ボール、2ボールズと言ったのではないか、というのが私の解釈だ。
まず野球の「ピッチャー」という表現に注目しています。 そもそも「投げる人」であるならば「thrower」であるはずで、「pitcher」にはならない。 pitcherはバッターが打ちやすいように下からボールを投げる人と解釈することができるそうです。 これは昔の野球のルールに基づく呼び方で、昔の野球がファーボールも三振もなく、バッターが打って初めてゲームが進むというルールだったために投手はバッターに打たれるのが前提となっていたということです。
このルールでは時間がかかりすぎるために生まれたのが打てないところに来た球が9つで塁に出て良いという「9ボール」というルール。 このときに数えやすいように1ボール、2ボールと数えたのが始まりだったのではないかという解釈をされています。
頷ける解釈ではあるんですが、確実な由来はわからないんですね。 ちょっと残念ですが、野球のルールがいろいろ変わってきて現在のルールができていることがよくわかる興味深い内容だと思います。
変わってきているというところでもう一つ。 野球のピッチャーからホームベースまでの距離とボウリングのピンまでの距離が60.0フィートでおなじであるということをお伝えしましたが、現在の公式ルールでは野球のピッチャーからの距離は18.44mとなっていて、これはフィート換算すると約60.6フィートとなり、あっていないことがわかります。
これに関しては、ちょっとした裏話があるようです。
元々、野球のピッチャーは、ホームベースから45フィート離れた距離から投げていました。
それが1879年には50フィートに伸び、現在では1893年に取り入れられた60フィート6インチと決められています。
ただここで不思議に思うのが、この端数「6インチ」です。何故このような半端な数が、正式な数として決められているのでしょうか?
実は、距離を決める際の、数字の見間違いが原因だとされています。
最初、書類に書かれていた数字は「60.0フィート」でした。ところがこの数字は、かなり汚い字で乱暴に殴り書かれていたようで、実際、野球場で整備をする現場の人たちにはどう見ても「60.6フィート」にしか見えなかったそうです。
そこで、一般的に「60.6フィート」が世の中に広まり、「0.6フィート=6インチ」の端数まで込みで、正式な距離になったそうです。
どうも諸説あるそうで真偽のほどははっきりしないようなのですが、この説がもっとも有力だと云うことです。 ちなみに他の説は見つかりませんでした。(ご存じの方、教えてください。) それにしてもいい加減というか何というか、その球場だけ長くしておけば良いと思わなかったんでしょうか? ある意味で完璧主義だったんですね。 当時の野球コミュニティは。
また、50フィートから60フィート(結果的には60.6フィートですが)に伸びる原因となったのは、Amos Rusieという投手だったそうです。 当時の奪三振王で、速球とカーブを投げて3年連続300奪三振を記録した投手です。
コメント・メールをいただきました、nanashiさん、nonameさん、通りすがりさん、すずき。さん、通りすがりの野球バカさん、ひかるさんありがとうございました!
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Comments:1
- abebe4 05-05-25 (水) 21:38
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はじめまして(^^)



