- 2005-07-26 (火) 3:53
- 生物
粘着性のある糸を吐き出してカタツムリを捕らえ、食べてしまう芋虫がハワイで発見された、と木曜日に科学者が発表した。
軟体動物類を捕食する芋虫が発見されたのは初めてのことである、と「サイエンス」誌は伝えている。
芋虫といえば蝶や蛾の幼虫で、葉っぱを食べるのが一般的です。 成虫になるために栄養を蓄えていて、動きが緩慢で、食べることに一生懸命というイメージなのではないかと思いますが、積極的にカタツムリを捕獲して食べる肉食の芋虫が発見されたという報告です。
この芋虫は、Hyposmocoma molluscivoraと名付けられた蛾の幼虫で、カイコのように糸をはき出すタイプの蛾の幼虫です。 この糸を利用してカタツムリを捕獲。 その後ゆっくりと食べてしまうのだそうです。 しかもこの芋虫は葉っぱを食べることが無く、カタツムリを捕らえて食事をするそうです。
芋虫のイメージとはかけ離れた肉食のハンター。 まだまだ知らないタイプの生態を持つ生き物がたくさんいるんですね。 カイコの糸を元にして、糸を吐き出して敵を捕らえる怪獣やキャラクタなどがこれまでに数多く描かれています。 それを実践している生物が現実にいたというのは驚きです。 人間が考えることは生物はすでにテスト済みということなのかもしれません。 実際に投げ縄をして獲物を捕獲する蜘蛛なども確認されていますし、テッポウウオのようにシューティングによる捕獲も行われていますね。
これらの捕獲方法が流行らなかった(一般的に定着しなかった)のは、一般的に有効で効率的な手段では無かったという証拠だと云えるかも知れません。 この非常にユニークで一見効率が悪そうな捕獲方法を採用した生物たちは、実は誰かに見てもらいたいという一種のアピールとして行っていたらなんて妄想をしてしまいますね。
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