- 2005-07-27 (水) 8:40
- 一般・ニュース
昭文社は7月25日、東京直下型の震災が起こったとき、歩いて帰宅するために利用できる地図「震災時帰宅支援マップ 首都圏版」を8月4日に発売すると発表した。価格は630円。
国道16号線内を対象範囲とする。西は横浜、八王子、北は川越、上尾、東は柏、千葉までを含む各地域から、都心部に通勤/通学する約390万人の首都圏在住者に向ける。
この前の土曜日に震度5強の地震があったばかりの首都圏ですが、いつ起きてもおかしくない云われる東京直下型地震がひたひたと近づいてきていることを予感させるものだったのではないかと思います。(もちろん、今回の地震と直下型地震の間に強い相関があるとは限りませんが)
マグニチュード7.2の東京直下型地震が起きた場合、最も被害が大きいと考えられる23区直下の地震の場合、区部で79000棟が全半壊、断水・停電・ガスの供給停止も大規模に起こり、死者は7000人を超えるだろうと試算されています。 また、このとき帰宅困難者がなんと371万人も発生すると云われています。
紹介する地図は、帰宅困難となった場合に歩いて帰ることを想定した地図です。 西は横浜・八王子、北は川越・上尾、東は柏・千葉を範囲として都市部に通勤・通学する人を対象にしています。
地図は東京都選定の帰宅支援対象道路16路線と、隣接する各県の緊急輸送路を元にしたオリジナルの12ルートを掲載していると云うことです。 内容は、災害時の「東京都の防災/帰宅支援ステーション」の位置、病院、広域避難所、災害発生時に支援体制をとるガソリンスタンドやコンビニエンスストアが掲載されています。 さらに実際に歩いたときに歩行困難な場所もチェックしてあると云うことで、実用性にも富んでいると云えそうです。
先日の震度5強の地震のときに東京にいたのですが、震度5程度の地震であったにも拘わらず殆ど全ての電車は停止しました(実際に巻き込まれました)し、携帯電話も繋がりにくくなり、メールも30分ほど遅延して届きました。 待ち合わせもままならないような状況でした。
本当の災害時にはより大きな混乱を招くと容易に想像出来ます。 帰宅困難になった場合、日頃単純に考える「歩いて帰る」とは次元の違う障害があることは間違いないと思います。 そのときに手助けになるであろう歩いて帰るための地図を読んでシミュレーションしておくことも大切かも知れません。
東京だけではなく、名古屋を中心とする東海地震など、日本にある都市部の地図の発行を期待したいですね。
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