- 2007-05-13 (日) 0:55
- 医療
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の人と、そうでない人との死亡率にほとんど差はないことが、自治医科大学の調査でわかった。
年齢や喫煙、飲酒習慣などの影響を調整して死亡率を比較すると、メタボリックシンドロームの人の死亡率は、そうでない人の1・09倍で、統計的に意味のある差はなかった。
僕自身、お年頃なので高校からの友達にあったりすると「最近メタボリックでさ」なんて挨拶を交わすようになったりしています。さて、みんなが気にしているメタボリックシンドロームですが、実は寿命とは関係ないんじゃないかという調査結果が出たという報告です。
メタボリックシンドロームの定義は日本では以下のようになっているそうです。
腹囲の測定により代用し、男性85cm以上、女性90cm以上でありかつ、
高血糖 :空腹時血糖110mg/dL以上
高血圧 :収縮時血圧130mmHg以上か拡張期血圧85mmHg以上のいずれか、又はいずれも満たすもの
高脂血症 :血清中性脂肪150mg/dL以上か、血清HDLコレステロール値40mg/dL未満のいずれか、又はいずれも満たすもの
のうちいずれか2つを満たす場合
代謝症候群 - Wikipediaより
いわゆる生活習慣病予備軍、またはメタボリックシンドローム自体が生活習慣病として扱われています。
調査では全国2176人に対して8~11年間の追跡調査をしています。この追跡期間の間に男性79人、女性が58人が死亡。そのうち調査開始時点でメタボリックシンドロームだったのが男性7人、女性2人だった。このことからメタボリックシンドロームであった人の死亡率は、そうでなかったグループの1.09倍となって統計的に有意な差はなかったということです。
しかし、その死因に関しては虚血性心疾患や脳卒中など血管病での死亡がメタボリックシンドローム群では倍程度になっていたので、血管に対するダメージの蓄積はメタボリックシンドローム群の方が大きいといえそうです。
この記事では、追跡調査中にメタボリックシンドロームと診断されたものについての記述がないので、実際に死ぬ前までにメタボリックシンドロームになった、または調査中にメタボリックシンドロームを克服した場合などを考えて統計を取るべきかもしれません。
「ドロドロ血」も疾患との影響がはっきりしないのに一人歩きしていますが、それと似たようなものなのかもしれませんね。しかし、メタボリックシンドロームが血管に与える影響は大きいのでこの調査結果で安心しないで用心に超したことはないと思います。念のため。
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