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環境 Archive
東京が熱帯地域化? もはや植生が変わるほどに
- 2005-08-11 (木)
- 環境
シダ、キウイ、インコ…。温暖化とヒートアイランド現象で平均気温の上がった東京で、熱帯から亜熱帯原産の植物や野鳥が繁殖している。
国立科学博物館筑波実験植物園の主任研究官松元定さん(58)は5、6年前、JR日暮里駅ホーム向かいの石垣にシダが茂っているのを見つけた。南北の回帰線を中心に分布するホウライシダだった。温室で栽培されていたシダの胞子が風に乗り、根付いたという。
本来熱帯地域や亜熱帯地域に自生するシダやキウイ、インコなどの生物が東京で野生化し手いることが解ったという報告です。
原因は温室効果ガスによる温暖化と東京におけるヒートアイランド現象だと考えられているようです。 単純に夏に熱いだけではなく、逆に冬の温暖化が顕著であるために熱帯の動植物が野生化することが出来たようです。 実際にこの現象を裏付けるデータとして、過去100年間で8月の平均気温は2.4度上昇、それに対して1月は3.8度上昇しているという記録があるということです。
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スタンバイ状態が60万世帯1年分の電力を消費してる
- 2005-06-25 (土)
- 環境
テレビなどの家電製品、「スタンバイ」状態で、大都市への供給量1年分相当の電力がムダに!
テレビやコンピューターなどの家電製品で、電源をきちんと切らない「スタンバイ」状態で消費される電力は、バーミンガム規模の大都市に1年間供給できるほどの量になっていることが明らかになった。
この事実は自由民主党の環境担当、ノーマン・ベイカー氏が、環境・食糧・農業省から入手した情報として国会討議中に明らかにしたもので、一般家庭におけるコンピューターや電気調理器具、職場における電気機器などを「スタンバイ」状態にしておくだけで、2004年に英国内で排出された環境ガスの量は約80万トンにものぼるとされる。
2004年に家電製品やコンピュータをスタンバイ状態にしていたことによって年間60万世帯分、または英国中の街灯4年間分の供給量に相当する電力が消費されていたという調査結果の報告です。
日本でも環境問題が取りざたされるようになって、良く聞くようになった待機電力ですが、最近では節約のために待機電力をなくそうという動きがあるようですね。 家庭で使われる電力の10%が待機電力だと云うほど、待機電力は大きいようです。
この記事で言っているのはスタンバイですから、ビデオデッキの時計表示とかは含まれていなさそうです。 単純にテレビをリモコンで切ったときのスタンバイなどですね。 日常的にスタンバイでおいておくことが習慣になってしまっているとそれをやめるのはなかなか大変ですが、二酸化炭素の削減など国家的なプロジェクトとして推進するという方法もあるかも知れませんね。
でも生産される家電製品にスタンバイを認めないって云うのも不便ですよね。 テレビには一部を除いていらないかも知れないけど。
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牛丼一杯に使う水は1890リットル
- 2005-06-14 (火)
- 環境
東京大学生産技術研究所の沖大幹助教授は「地球をめぐる水と水をめぐる人々」というテーマで基調講演を行い「水を大切に使いましょう、と言われると、飲み水や歯磨きの時に使う水を連想すると思うが、実際に日本人が1日に使う水は平均250リットルで、そのうち、風呂とトイレに使う水が半分を占めている。飲み水はわずか1%に過ぎない」と私たちの水に対する勘違いを次々とデータで紹介した。
千葉県で行われたシンポジウム「水~科学と感性の融合をめざして~」での基調講演のレポートです。 日本人が水をどのように使っているか、工業用水などでの水の使われ方など、あまり気にしたことのない「水の使い方」についての講演だったようです。
生活の中で使う水というと真っ先に思いつくのは飲料水ですが、これはごくごくわずか。 99%が風呂やトイレ用の水として使っていると云うことです。
また、面白い概念として、仮想水というものがあるそうです。 これは、モノを生産するためには水資源が使われているため、モノ(農作物や家畜等、工業製品など)を生産するのに使った水の量を仮想的な水と考えるという概念です。
この概念を適用すると、牛丼を1杯作るのに1890リットルの水が消費されていると云うことになるというちょっと信じがたい数字が算出されるということですね。
仮想水はおもに国際的な輸出入に関して使われる概念(たとえば砂漠地帯で農作物を輸入すると水資源の削減になるため、潜在的に水を輸入していると云うことになるという考え方)で、日本は水資源をかなり輸入に頼っていると云うことになるようです。 日本は水がタダ。 そして豊富だと信じていますが潜在的にはそうでもないという意識を頭の隅っこにおいておいた方がこれからは良いかもしれません。
今すぐ危機になるということはないでしょうが、飲料水を買うというのも当たり前になってきていますね。 水に対する意識をダイナミックに変換する良い機会なのかも知れませんよ。
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これまで不可能だった紙おむつリサイクルが可能に!
- 2005-05-30 (月)
- 環境
使用済み紙おむつからパルプを取り出し、再び紙おむつの原料に使う全国初のリサイクル工場が今年4月、福岡県大牟田市で稼働した。尿を吸着する高分子吸収剤がリサイクルのネックだったが、松藤康司・福岡大教授(衛生工学)らの研究で実用化のめどが立った。事業化したベンチャー企業「トータルケア・システム」(本社・福岡市博多区)には紙おむつ大手のユニ・チャームも出資しており、業界や紙おむつを利用する介護・医療現場の注目が集まっている。
水分を吸収した高分子吸収剤を紙おむつ本体から引きはがすことが困難だったためリサイクルができていなかった紙おむつ。 高分子吸収剤を引きはがす技術が確立したことで、リサイクル可能になったという報告です。
意外だったのは紙おむつがこれまでリサイクルできなかったと云うこと。 高分子吸収剤があるわけですから燃えないゴミとして処理されていたと云うことですね。 しかも、水分を大量に含んでいるために燃えにくい厄介者だったそうです。
紙おむつの需要は高く、乳幼児だけでなく、成人用の紙おむつで年間の使用量が100億枚にも上るということです。 今回のリサイクル工場に期待がかかるのもよくわかります。
高分子吸収剤を引きはがすのは比較的簡単で塩化カルシウムとそのほかの薬品を加えてミキサーで粉砕するだけでよいようです。 主成分が塩化カルシウムならどこでも使われているものだし安全で良いですね。
リサイクルによってできるパルプの再生率は60%程度と云うことで、これをどれだけ上げられるか、コストをどれだけ下げられるかが課題となっているということです。
身近で良質な紙を使っている紙おむつのリサイクル。 これからの発展と普及に期待したいですね。
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乳牛による大気汚染、実際はこれまでの推定値の半分?
- 2005-02-15 (火)
- 環境
乳牛は空気中に悪臭をまき散らしているかもしれない。だが、乳牛が原因とされる大気汚染物質については、実際の排出量がこれまでの予測値の半分に過ぎないことが、カリフォルニア大学デービス校が進めている研究の予備的調査によって明らかになった。
乳牛を特別に調整した環境で飼育して実験したところ、スモッグの原因となる化学物質を1頭が1年間に排出する量は、およそ2.9キログラム相当であることがわかった。カリフォルニア州大気資源局(CARB)が、酪農場に対する規制を定めるさいに使用した以前の推定値では、1年あたりの排出量をおよそ5.8キロと設定していた。
この調査では、乳牛が排出する揮発性有機化合物(VOC)のレベルを牛用バイオドームと呼ばれる専用の施設を使って測定。 これによって、乳牛が排出するVOCが従来考えられていた量の半分程度であること、VOCは排泄物からは40%程度しか排出されず残りは反芻中のゲップなどから出ているということがわかったという報告です。
このVOCは空気中の窒素酸化物と反応して、低レベルのオゾンを発生させる。オゾンは、多くの大都市や農業地帯の上空を覆う茶色のもや、スモッグの原因となっている化学物質だということです。 調査が行われたカリフォルニア州のサンホアキンバレーはアメリカでも大気汚染の深刻な地域で、2600万台の車両と170万頭の乳牛がその原因になっていると考えられています。
この結果をふまえて、農場では牛の管理体制が変わるのではないかと指摘しています。 今までは排泄物からでるVOCをメインに管理する方針でしたが、これからはゲップをどのように管理するか?という方針にシフトするのではないかということですね。 でも、ゲップの管理ってどうするんだろうか? 少なくとも屋外に放牧することはできなくなってしまいますね。 牛の健康を考えるとそれは難しそうですが。
しかしこの結果に対して農場全体でのVOCの放出量を計測しないと、従来の予測と比較することはできないのではないかという指摘もあるようです。 まだ予備調査の段階ですから、最終的な調査結果が待たれます。
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