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天文学 Archive
やっぱり宇宙から「万里の長城」は見えるの!?
- 2005-06-05 (日)
- 天文学
中国の子ども達は、「宇宙から『万里の長城』は見える」と教えられてきた。だが2003年10月、中国の宇宙船「神舟5号」で初飛行した英雄・楊利偉飛行士が「『万里の長城』は見えなかった」と発言。小学校の教科書を書きかえるなどの大問題となっていた。ところが、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在していたリロイ・チャオ飛行士が2004年11月に宇宙から撮影した写真には、「万里の長城」がしっかり写っていたのだ。
このサイトでも2004年10月10日に「万里の長城は肉眼じゃ宇宙から見えない」というエントリで、実は万里の長城は宇宙から見えないという話題を書きました。 これは中国科学院が出した結論でした。 中国国内でも教科書の書き換えを行ったり本格的な対応をしたという記事だったことを良く覚えています。
この報告はそんな騒ぎを覆す、国際宇宙ステーションから撮影した写真にはしっかりと万里の長城が写っていましたよ! というものです。
中国では安堵感に包まれメディアでも大きく取り上げられていたようです。 しかし、国際宇宙ステーションから一般的なカメラ(180mmのレンズをつけたデジタルカメラ)で撮影に成功したという話であって、残念ながら肉眼で確認することはやはり難しいということです。 しかもカメラによる撮影でも万里の長城が周囲の色と良く似ているために撮影時にも確認することが困難。 天候など条件がそろったときにだけ撮影できるのではないだろうかと考えられています。
中国の神舟が飛んでいたときには条件が合わなかったと云うことなんでしょうね。 この報告で改めて肉眼では見えないことが確認されてしまったと考えられるわけですからやっぱり少し残念ですね。 宇宙から見えるのは港湾や空港などだということです。 背景(地表?)とのコントラストがポイントのようです。 エーゲ海湾岸の白い建物のど真ん中にオレンジのばかでかい建造物が建ってたら見えるのかな?
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おそろしい月の砂ぼこりにご用心
- 2005-05-13 (金)
- 天文学
NASAの病理学者から、月の砂ぼこりを直接吸い込むことで、命をも奪うようなおそろしい症状が引き起こされる可能性が指摘された。アポロ17号の宇宙飛行士は事実月の塵によるアレルギーとでもいえるような症状を引き起こしていた。また、これまでの火星探査では、土壌中にヒ素などの有毒な物質が存在する可能性も指摘されており、NASAでは、この問題に取り組む研究プロジェクトを立ち上げた。
月の砂が人体に対して非常に深刻な影響を与える可能性があり、それに対処すべくプロジェクトを立ち上げたという報告です。 ブッシュ大統領が宇宙開発事業として2015年までに月面への有人飛行を再開すると表明しているので、それに備えたプロジェクトだと云えそうです。
この記事によると、月の砂はガラスや石英に良く似ていて吸い込むことで肺に刺さるなどの障害を起こすことや、ヒ素などの有害物質を含んでいる可能性も示唆されているようです。 実際に月面着陸したアポロの船員は花粉症のような症状を発症したということです。 当時はなぜか問題視されなかったようですね。
また、火星の大地はさらに環境が悪く、強烈な酸化剤の大地である可能性があるため生命体にだけでなくゴムやプラスティックなどの高分子材料を分解してしまう可能性も検討されているようです。
解ってはいますが、地球以外の天体というのは地球とは圧倒的に異なる環境なんですね。 それ以外にも大気や重力といった普段意識しないようなものまで変わってしまうわけですから。 衛星とお隣の惑星を見ただけでそう感じてしまいます。
【追記】
「この記事で一番驚いたのは、宇宙服の気密性ってその程度なんだということ。 今でもそうなのかな?」
などと書きましたが、やっぱり機密性に関してはおかしいだろ? ってことで本文を読み返しました。 月面から船内に帰ってきたときに月の砂を吸い込んだことによって、発症したということが書いてあるので、機密性云々の問題ではありません。
そりゃ月面で活動できる宇宙服で砂吸い込むようなコトはないですよね。 まぬけでした(苦笑)
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どこからが空? どこからが宇宙?
- 2005-03-05 (土)
- 天文学
そらのどこからが宇宙なのか? という疑問に答えるコラム。 ぐんぐん上っていって青くなくなったら宇宙ってイメージを何となく持っていたのを覚えています。 もちろんどこからが宇宙であるかきちんと定義されています。 しかし、この定義は厳密に決定されたものではないようで、宇宙の境界線は曖昧なようです。
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火星に氷の塊が、生物存在の可能性は?
- 2005-02-23 (水)
- 天文学
火星の赤道付近で、地球の極地の流氷に形も大きさもそっくりな“流氷原”が見つかった。欧州宇宙機関(ESA)の火星探査機マーズ・エクスプレスの高解像度カメラによる観測で確認できた。
火星の地表表面に氷として豊富に水が存在していることを確認したという報告です。 この氷は地球の極地にある氷の塊:“流氷原”とそっくりだということです。 しかし火星には極地付近ではなく北緯5度付近に存在。 やっぱり寒いんですね。
まとまった水の発見がそのまま生物の存在とつながるわけではありませんが、火星は500万年前まで暖かかったと考えられ、そのころは海だったと見られています。 この氷の化学的な組成の調査がどのくらいの解像度で可能なのかわからないのですが、是非やってほしいですね。
過去も含めた生物の存在については期待はできるけど期待しない方ががっかりしないね。くらいの期待をしています。
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火星にバクテリアはいる? いない?
- 2005-02-21 (月)
- 天文学
米航空宇宙局(NASA)など欧米の2つの研究チームが、火星の大気に含まれる微量のメタンの分析から、「現在の火星にバクテリアのような生命が存在する可能性が高い」との見解をまとめたことが17日、明らかになった。
このことを多くの報道機関が取り扱ったということです。 内容は火星のメタンが生物由来のものである可能性が高く、極限環境で生き抜くことができる微生物が存在している可能性があるというものだそうです。
しかし、加熱した報道に対してNASAはこの報道を否定する声明を発表。 否定しているので黙秘とは違うわけですから、報道はフライングで何もないのかもしれませんが気になるのは証拠を発見したとされているエームズ研究センタの関係者が黙秘しているという点。 21日からオランダで行われる研究報告会ですべてが明らかになるということで注目です。
火星のような生物が成育することが困難だと思われるようなところで生きている微生物の存在は容易に考えられますが、問題はいるのかどうかということ。 もちろんメタンが大気中に豊富だということだけではその証拠にはなりません。 いるとしたらどんな生物なのか非常に興味があります。 タンパク質の構造とかね。 メカニズムが同じだとおもしろいんだけどな。 違ってもおもしろいか。 いたら最高だけど、うーん。
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