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恐竜と鳥類を結びつける羽毛が琥珀の中から見つかった。
- 2008-03-13 (木)
- 生物
Dino-Era Feathers Found Encased in Amber - NATIONAL GEOGRAPHIC
Seven dino-era feathers found perfectly preserved in amber in western France highlight a crucial stage in feather evolution, scientists report.
西フランスで琥珀の中に封じ込められた恐竜時代の羽毛が見つかったという報告です。
この羽毛には現代の鳥が持つダウンのように中心に軸があり、その周りに羽枝を持っていました。これまでに見つかっている恐竜に生えていた原始的な羽毛は糸状のものであるとされていて、新しい発見だと考えられているようです。
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カエルは海を渡って進化していった。
- 2007-06-06 (水)
- 生物
Instead of hopping from Central and South America, frogs arrived in the Caribbean islands by raft, the authors of a new genetic study argue. Frogs made the trip only 50 million years ago, the researchers report, and as the land bridges to the mainland had disappeared by then, the little amphibians must have traveled by sea, most likely on floating mats of vegetation.
カリブ海の島々に生息するカエルは中南米から陸づたいに跳ねてきたのではなく、プカプカと海を浮かんで渡ってきたのだと報告された。カリブの蛙たちはたったの約5000万年前に島に渡ったと考えられ、このときにはすでにカリブの島々は大陸から離れていた。すなわち、カエルたちは海を渡らざるを得なかったはずであり、植物をイカダのようにしてわたったと考えるのが最も妥当だ。
カリブ海の島々にすんでいるカエルが中米から海をわたって島に移住していたことがわかったという報告です。
中米とカリブの島々に生息している約800種類のカエルは一つの属(Eleutherodactylus)に分類されています。しかし、これらのカエルにはそれぞれ独特な斑点があることから、これまで行われていなかったカエルの進化的な解析を行って、地理的に隔離されているカエルたちの関係を決定しようと試みています。
解析では300種のカエルから5種類の遺伝子を取り上げて、中米に生息するカエルとカリブの島々に生息するカエルとが進化系統樹上で異なる位置にあることを明らかになったということです。
さらにカリブのカエルたちは他の場所に生息しているのカエルグループよりも互いに非常に近縁でした。このことは島々のカエルが1つの祖先から進化したことを意味していて、子孫たちは島から島へと海を渡ったことを示していると研究者らは考えています。
そして驚くべきことに、カエルたちの移住は5000万年前で、このときにはすでに島と大陸の間に陸地がなかった。すなわち、カエルたちは海を渡る必要があったということだということです。
当然、淡水で生きるカエルたちには海を泳いでわたることはできないし、そんなことをしたら乾いて死んでしまいます。研究者らはカエルたちは腐った葦のような植物の束、またはその根に乗って移動したのだと考えているようです。
そんなに都合の良いことがあるのかどうかわからないのですが、両生類進化の専門家であるFranky Bossuytは「おそらく雨水を保持した蘭科の植物、または腐った丸太の中に卵か成熟した個体が便乗することができたのではないだろうか」としています。
本土から島へ1回きりなら理解できますが、島から島への移動も何回にもわたって行われていたということで、ちょっと考えにくいかなという印象もあります。しかし、移動していたということは遺伝学的に事実っぽいので、もっとある意味で必然的な移動方法があったのではないかという点に目が向けられるのではないかと思います。
ところで、カエルというと緑色で池に住んで蓮の葉の上に乗っかっているイメージが強いですが、そういうのは全種類の中では比較的まれな種類だそうです。実際にはジャングルや高地に生息していて、1cmそこらでカラフルなものが大部分のカエルなんですね。
このような環境で生息しているなら、古木の中でじっとしていたりしていて海に流されるというシチュエーションも考えられなくはないという感じなのかもしれません。
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サツマイモは南米からポリネシアにドンブラコって流れ着いた?
- 2007-05-21 (月)
- 生物
Drifters could explain sweet-potato travel
How did the South American sweet potato wind up in Polynesia? New research suggests that the crop could have simply floated there on a ship.
南米産のサツマイモがどうしてポリネシアに行き着いたのか、最新の研究で単純に漂流した船に乗って行き着いたのだと示唆された。
ポリネシアで現在も栽培されているサツマイモがどうやって原産地である南米からたどり着いたのかを検討したという報告です。
南太平洋(ポリネシア諸島)のサツマイモの起源は長い間大きな謎で多くの論争がなされてきた問題だったそうです。
サツマイモの原産地は間違いなくアンデスなので、当初はスペインかポルトガルの航海士が16世紀ごろに運び込んだのだと考えられていたのですが、考古学的観点からポリネシアでは西暦1000年くらいから栽培されていたことが判明。しかも、そんな時期にポリネシアに渡ったという歴史はなかったため問題は複雑化。いまも解明されないまま取り残されている問題だということです。
ちなみにWikipediaではサツマイモの伝来について、
もともとは南アメリカ大陸熱帯地方から東南アジアに導入され、そこから中国を経て沖縄、九州、本州と伝わった外来植物で、日本から対馬を経て朝鮮半島へも伝わる。
サツマイモ - Wikipedia
としています。この最初のところ「南アメリカ大陸熱帯地方から東南アジアに」っていうところの話ですね。
サツマイモの種を鳥が運んだという説やポリネシア人がエクアドルにわたったという説もあったが、サツマイモ自身が8000kmの海を渡ったという説も根強かった。
この漂流説は1970年代に南米-ポリネシア間の海流を考えると不可能だという指摘によって却下された。しかし、近年になって赤道付近の海流が考えられていたより速いことがわかったので、この説もあながちバカにできないと言うことになってきているそうです。
今回の報告では、海流のシミュレーションをより詳細に行うことで南米からポリネシアまでサツマイモの種芋が流れ着かないかどうか検討しています。この結果、南米のマルケサス諸島から流れた可能性が高いことがわかったそうです。
しかし、この研究にも参加している考古学者は私見としてポリネシア人が南米まで帆船で航海していたという説を支持していると語っていて、リーダーも今回のシミュレーションは漂流説の可能性を試しただけであって、最終的な判断はこれからの考古学的証拠によるんじゃないかとしています。
1970年代に否定された説をせっかく掘り返したのに、これが正しいと主張しない当たりがなんとも控えめですが、単純に可能性があることを示しただけなのでそんなもんでしょう。このシミュレーション自体は実際にあったボートの動きを再現することに成功していて、精度は高いようです。どちらかというとこの海洋シミュレーションを宣伝したかったのかもしれないですね。
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始祖鳥は鳥類じゃなかった!っていうニュースは間違っている。
- 2005-12-20 (火)
- 生物
始祖鳥(Archaeopteryx)は現在確認されている最古の鳥類である。今回、10体目となる保存状態の良好な始祖鳥の化石を詳しく調べたところ、最古の鳥は獣脚類の恐竜に似た足を持っていたことが明らかになった。同化石から、これら鳥類の足や頭蓋骨に関する重要な詳細が新たに判明し、現代鳥類の先祖は獣脚類であるとする、広く受け入れられてはいるものの、未だ普遍的ではない説が裏付けられることとなった。カササギ大の同化石から、始祖鳥は第2趾を大きく伸ばすことが可能であったことが判明した。
先日お伝えした「始祖鳥は鳥じゃなくて恐竜の仲間だった。」で、始祖鳥の後ろ脚の形状がはっきりと解る化石が新たに発見され、この形状が鳥類のそれと違ったために「始祖鳥は恐竜の仲間であると考えられる」と紹介しました。
しかし上記エントリに対して、「今回明らかになったのは獣脚類に似た足を持っていたことで始祖鳥は木の枝から飛び立ったのではなく地表を走って飛び立っていたとの説が裏付けされたという事だけのようです」とのコメントをいただきました。
実際に、上に引用したScience 日本語版の記事では、「始祖鳥が鳥類ではない証拠が見つかった」などという記述は一切なく、始祖鳥が現代の鳥にこれまで考えられていたほど似ていなかった、木にとまることができなかっただろうという指摘にとどまっています。
この新たな始祖鳥の化石の発見は、鳥の先祖が獣脚類であったという説を裏付けるものであるという点が強調されています。
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始祖鳥は鳥じゃなくて恐竜の仲間だった。
- 2005-12-03 (土)
- 生物
始祖鳥が「鳥」の名を返上? 長く最古の鳥とされてきた始祖鳥が、実は鳥ではなく恐竜だった可能性が強まった。ドイツと米国のチームが保存状態のよい化石を調べたところ、脚の親指が恐竜と同じ前向きだった。従来は現代の鳥類と同じ後ろ向きと考えられており、鳥類に分類する最大の根拠とされていた。鳥類の出現時期などをめぐり、議論を呼びそうだ。
最古の鳥類としてよく知られている「始祖鳥」が鳥類よりも、恐竜としての特徴を持っていることが解ったという報告です。
恐竜が鳥類の祖先だと云うことはほぼ定説となっていますが、それがいつごろ鳥として成り立ったのかという論争は未だに続いているようです。 その一つの解答として「最古の鳥」始祖鳥の存在がありました。
本報告では脚先まで確認できる化石の発見をきっかけに、この始祖鳥がどうやら鳥と云うよりも恐竜であったようだとしています。
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