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右利きが多いのは脳の言語野が左脳にあるから?
Ancient teeth hint that right-handedness is nothing new – life – 23 May 2009 – New Scientist
Ancient bones suggest “lefties” have been coping with a right-handed world for more than half a million years. A study of Homo heidelbergensis, an ancestor of Neanderthals, seems to show that the ancient humans were predominately right-handed.
約50万年前のヒト属(ホモ・ハイデルベルゲンシス)は大部分の個体が右利きであったことが明らかになったという報告です。
報告ではホモ・ハイデルベルゲンシスの頭蓋骨、主に歯の摩耗具合に着目しています。このとき、道具を使って肉など切るときに道具によって歯を傷つけているのではないかと仮定して解析を行っています。この結果、19の頭蓋骨のうち15の頭蓋骨が右利きらしいことを明らかにしています。
研究者らは人類の多くが右利きだという傾向が50万年前から続いていることを支持する研究結果であると主張しています。
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マゼンタは色ではない。脳が作った幻想である。
この記事は破綻しています。
この記事の検証、訂正記事を「マゼンタは色じゃない」は誤りです。に書きましたので、こちらも併せてご覧ください。
多くの方に読んでいただいたのに、間違いを含んだ記事を広めてしまい大変申し訳ありませんでした。
Null Hypothesis | Magenta Ain’t A Colour
A beam of white light is made up of all the colours in the spectrum. The range extends from red through to violet, with orange, yellow, green and blue in between. But there is one colour that is notable by its absence (click here to check). Pink (or magenta, to use its official name) simply isn’t there. But if pink isn’t in the light spectrum, how come we can see it?

from {laurie}
マゼンタはどうして見えるのか?というお話しです。
そんなもん当たり前じゃないかと思いますが、すべての色を含んでいるはずの白色光を分解してできるスペクトル(ここに画像があります)にマゼンタ(明るいピンクですね)が含まれていません。どのようにしてヒトはマゼンタを感知しているのでしょうか? というかスペクトルに含まれていない色がどうして存在しているのか。
かなりおもしろい話だと思います。
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カフェインで活性化する海馬
- 2008-08-05 (火)
- 医療
北大:海馬の神経細胞、カフェインで増強 研究チーム発表 – 毎日jp(毎日新聞)
記憶や学習に重要な役割を果たす脳の「海馬」の神経細胞が、心筋の細胞が収縮するのと同じ仕組みで記憶を形成し、その働きがコーヒーなどに含まれるカフェインによって増強されることを、北海道大などの研究チームが明らかにした。

from Capture Queen ™
海馬は最近ではメディアへの露出も多くなってきていて、脳の中でも記憶を司ることは比較的有名なのではないかと思います。この海馬の働きがカフェインによって増強されることが明らかになったという報告です。
カフェインには筋肉を収縮させる働きがあることが知られていますが、これは小胞体という細胞小器官からカルシウムイオンが放出されるという現象が起こるためです。細胞内のカルシウムイオン濃度が筋肉(とくに心筋)の収縮シグナルになっているわけです。
今回の発見では筋肉が収縮するのと同じことが海馬でも起こり、細胞内のカルシウムイオン濃度が高まることによって神経細胞間の情報伝達が活発になったのではないかと考えているようです。
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睡眠不足のテスト当日朝、コーヒー飲んで成績アップ?
- 2008-07-17 (木)
- 医療
Sleep loss produces false memories : Nature News
Sleepless nights can increase your chances of forming false memories, according to researchers in Germany and Switzerland. But, as for so many aspects of life, it seems that coffee can save the day.

from Lost in Scotland
睡眠と記憶形成の関係について新しいことがわかったという報告です。
睡眠不足になると記憶がうまく形成されない、定着しにくくなるのは寝ている間に記憶がしっかりと形成されるからだというのは厳密にどういうことかはわからないけれども、実体験を通してもなんとなく納得できる事実として認識しているのではないかと思います。
しかし、寝不足(または徹夜明け)のときに間違った記憶を呼び起こす原因が、記憶の強化ができず間違った記憶を脳に刻み込んでいるのか、それとも思い出す経路でなにか改ざんされているのかについては明らかになっていませんでした。
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サルは統計学者のように計算する。
- 2007-06-04 (月)
- 生物
Cogitating monkeys can calculate statistics
Rhesus monkeys turn out to be pretty good statisticians, a study reveals.
They can accurately assess which of two behaviours is more likely to bring them a reward by summing together a series of probabilistic clues. And their reasoning is reflected in the firing rate of individual neurons in their brain.アカゲザルは小さな統計学者かもしれない。
確率的に提示される手がかりを組み合わせることで、二者択一の回答のどちらが最終的に多くのご褒美をもらえそうかを彼らは正確に評価することができる。そしてこれらの推論はサルたちのニューロンの発火に反映されていることがわかった。
人間に最も近い部類のサルであるアカゲザルが情報を組み合わせて推論できること、そのときに脳のニューロンがその推論のメカニズムを支持する挙動を示していることが明らかになったという報告です。
ハワード・ヒューズ医科大学のTianming YangとMichael Shadlenは2匹のアカゲザルの推論をテストした。このテストでは10種類の異なる図形をサルに見せます。図形は簡単な形でそれぞれに+1〜-1までのスコアが設定されています。ここからランダムに4枚サルに見せ、その合計スコアがプラスなら赤、マイナスなら緑を選択すると正解、晴れて飲み物をもらえるというものです。
当然のことですがサルは図形にスコアがついていることを知らないし、プラスになると赤というルールも知らないという状況でこのテストが行われます。
このテストを日に数千回繰り返して数週間後、2匹のサルは4枚の図形からより正確に赤か緑を選べるようになっていた。その正答率は75%にもなるようになったそうです。
これはサルが確率的な推論を構築することを始めて示した事例で、実験を行ったShadlen自身もはじめは無謀な試みだと思ったそうです。しかし、サルがこうした振る舞いを見せたことにショックを覚えたと語っています。
また、電極を用いてサルの領域側頭部(視覚と注意を司る)64カ所のニューロンの活性を観察しています。ニューロンは4つのうち最初の図形に反応し、その図形に対応するスコアに比例した発火(ニューロンの活性化)を見せた。連続で図形を見た場合はそれぞれの図形に対して反応していてそこから最終的に赤か緑かを判断しているらしいことがわかったようです。
この観察結果はサルのニューロンが計算しているのを確認したといえ、特にニューロンが選択によって与えられる報酬について対数尤度比を計算しているようにも見えるとShadlenは話しているということです。
全くヒントのない状況下で問題を出されて行く経験を積み重ねていくことで、最終的にスコアに比例したニューロンの活性化が見られるようになるということが示されたわけですが、驚くべき結果だと思います。研究者らは認知と意志決定に関してこれからもより踏み込んだことを明らかにしていきたいと言っているので、これからのこの分野の進展が楽しみです。
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