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ハエはどうして前肢を擦りあわせるのか。

なぜハエは手をスリスリするのか?

こんな問い合わせをいただきました。「味覚器官の密集する前脚を拭いている」とどっかに書いてあったのを見た記憶があるのですが、本当にそうなのかどうか?味覚器官は前脚だけでなく中脚や後脚にもあるし、味覚器のある足先だけでなく、もっとあちこちスリスリしているようにも見えます。

昨日に引き続きハエの話題です。手(前肢)を擦りあわせる動作は一茶の俳句に詠まれるほど有名なのですが、この動作の意味はなんだろうという話です。

Googleで検索してみると、その疑問の答として

これは、ハエの脚の先端に味覚を感じる感覚器官があり、そこのゴミを掃除しているからなのです。
三共消毒株式会社より

という「味覚を鋭敏にするための清掃論」のが一般的なようです。
しかし、最初に紹介したサイトでは「ハエ業界」の方々がその理由について、味覚を鋭敏に保つだけではないのではないかという視点からおもしろい議論を展開しています。

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アリは自らの身を挺して仲間を谷の向こうに渡す

Hole-plugging ants let armies walk all over them

When a rampaging column of 200,000 army ants hauling prey encounters a gaping pothole, volunteers bridge it with their bodies so that comrades can walk over them at full speed until the day’s work is done, according to a new study.

列をなす20000匹の軍隊アリが獲物の運搬中に大きな裂け目に出会ったとき、自主的に自らの体を目一杯伸ばし橋にすることで同僚がその上を渡れるようにする。しかも1日の仕事が終わるまでずっと。このたび新しい研究によって明らかになった。

働きアリたちは列を作って獲物を捕りに行き、自分よりも大きな獲物を数匹で運ぶすがたはよく知られています。しかし、ただ獲物に向かって一直線なのではなく、時に献身的であるという報告です。

研究者らはパナマに生息するEciton burchelliiという「軍隊アリ」という名前でよく知られているアリを観察しています。
アリが獲物を前にして穴や裂け目と対峙したときに、それを避けて移動するのではなく、一部のアリが自分の体を橋にして仲間を渡らせるという「献身的」な行動を取ることがあるということがわかりました。

このように少数派が多数派をフォローするための行動を団体の一部がとるという証拠は非常に珍しいものだということです。おそらく昆虫ではということだと思います。
しかも、穴のサイズに合うアリが率先して橋になるという気の利いたことまでするという手の込みようです。

さらに人工的な穴の開いた橋を使って、献身的な行動の有無が生産性にどんな影響を与えているかを計測しています。これによって献身的な行動があることで26%も生産性が向上することが明らかになっています。

アリといえば列をなして獲物を運ぶことが有名で、アリ団子やフェロモンによる誘導などいろいろな工夫を凝らして効率的にエサを運ぶことが知られていますが、自らがエサに突撃するだけではなく、自分を殺して橋になるという行動にまで出ているとは思いもよりませんでした。

働きアリの割合が決まっている(働くアリと休んでるアリの割合が決まってて、働きアリをどかすと休んでたアリの一部が働くようになる)という話が以前にありましたが、この献身的な行動にもそんな法則があるのかもしれません。とすると、いったい何がそうさせているのかにも俄然興味がわきますね。

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「第一印象は顔しか見てない」が科学的に証明された。

The face, not the body, attracts a mate

Body builders and gym buffs, look away now. It appears that the opposite sex is much more interested in your face than your bulging biceps or elegant figure, especially if you’re a man. At least that’s the upshot of the first study to assess how much faces and bodies contribute to someone’s overall attractiveness.

ボディビルダは顔をしかめる研究結果が発表された。異性を見るときにもっとも影響を強く及ぼすのは隆起した二頭筋でもすらっとした指でもなく、顔だったのだ。

異性の見た目を評価するときに、顔と体のどちらがどの程度影響を与えているかを調査した報告です。

この記事では簡単に体に比べて顔を見て全体の評価とする傾向があるというようなことが書いてありますが、原文(M. Peters et al., Animal Behaviour)では顔と体の個別の評価が全体の評価にどのような寄与をもたらすか調査したとあります。

具体的には複数の人間に異性の顔だけを見せる、体だけを見せる、全体を見せるという3パターンの露出を行い、それぞれの評価に相関があるかどうか調べています。つまり、顔と全体の評価に強い相関が見られて体の評価に相関が見られなければ全体の評価は顔の評価に依存する傾向があると考えられるというわけです。

結論として、研究者らは全体の評価を行う際に顔の評価と体の評価は互いに影響し合わないこと、全体の評価は顔の評価に依存する傾向があることを主張しています。特に女性が男性を見たときには顔の評価に依存する傾向が強いこと、男性が女性を見たときには体の評価も全体の評価に影響を与える傾向があることを認めています。

この研究は、これまで異性の見た目評価に関する研究で顔と体別々にどういう風に評価するかということをメインで考えていたが、それと全体の評価にどんな風に関係があるか。体と顔の評価に相関があるのかを調べた点が新しくて重要だと主張しています。
ところで、この調査は男女12名ずつで試験を行ったようです。この分野でこの人数が妥当なのかどうかちょっとわからないのですが、第一印象としては少ないように思えます。統計を取るならもうちょっと大人数でやってみて欲しいな。

結論として男は体も見るけど女は顔しか見てないというのは面白いですね。まずは顔。これは宇宙の真理かもしれません(笑)。それでも第一印象は顔しか見ないなんて面と向かって言われたらちょっとアレかもしれないっすね。

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