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ブラウン運動にまつわる誤解:花粉が動いたわけじゃない

ブラウン運動にまつわる誤解 – Wikipedia

日本語で記された文献などにおいて、溶媒中の微粒子が不規則に動く現象であるブラウン運動を説明する際、「水中で花粉が動く」と記述されているケースがしばしばある。


from aimée-michelle

ブラウン運動という言葉を覚えていない方でも「顕微鏡で花粉を見ていたら不規則に動いていた」という発見の逸話を覚えている方もいるかもしれません。この有名な逸話が間違っているというお話です。

ブラウン運動とは溶媒中(液体でも気体でも固体でもかまわない)の微少な粒子が示す不規則な動きのことです。この運動は水などの溶媒分子の熱運動による衝突によって引き起こされているもので、1827年に発見され1905年にアインシュタインによってその原理が明らかにされたというものです。
わかりやすいイメージとしてはこんな感じ(要Java)
ブラウン運動の仕組み

しかし、花粉はブラウン運動をしないのだそうです。

かくいう私も完全に「花粉」がブラウン運動をしたところを観測したのだと勘違いしていました。実験をしてみたわけでもない、大きさのオーダーを考えてみたわけでもないのにまるっと信じ込んでいたので衝撃的でした。

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合金ひとつでエンジンの廃熱を利用した発電が可能に

New Technology Can Turn Heat Waste Into Electricity : CleanTechnica

Great news on the power efficiency front: Scientists have invented a new material that can efficiently convert heat waste in cars, power generators, and heat pumps into electricity.


from Lumberg the Lactating Llama

エンジンなどの熱機関から発生する廃熱を電気エネルギーに高効率で変換する物質が発見されたという報告です。

このような現象は物理的には熱電効果の中のゼーベック効果として知られています。
ゼーベック効果は物体内部、または異なる物質間で温度差を生じさせたときにその間に電位差が発生する(=電流が流れる)現象のことを言います。
この現象を用いて廃熱を再利用して発電をしようという試みは行われていたようですが、その変換効率はそれほど高くなく、実用化にはほど遠いモノでした。

こんなことができることも知らなかったのですが、より効率的で実用化が可能な合金の探索が研究者によって続けられているそうです。この成果の一端をご紹介します。

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世界一強い素材は身近にあった?

Technology Review: Strongest Material Ever Tested

Now, for the first time, researchers have measured the intrinsic strength of graphene, and they’ve confirmed it to be the strongest material ever tested.


from Mjuboy

世界で最も強い素材が見つかったという話題です。

見つかったのはグラフェン(graphene)と呼ばれる素材。正確に言うとグラフェン自体は2005年にはじめて分離された素材で、新たに発見されたものではありません。今回初めて本格的な強さの測定が行われ、これまでに測定されたどの物質よりも強いことがわかったというお話です。

グラフェン(graphene)は綴りからも想像できるように炭素からなる素材です。炭素原子がハチの巣状の網を作るように並んだ、厚み1原子分(1.42Å)のシート状になっています。こんな感じ(Graphene – Wikipedia, the free encyclopedia)です。

この素材、理科の教科書でみたことがありませんか?

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カップ壁面のコーヒーはミルクと混ざりにくい

コーヒーとミルクのまざり方 − サイエンスニュース-ニュートン

コーヒーや紅茶にスプーンでかきまわしながらミルクを入れると,液面にらせん模様が次々とあらわれながらまざってゆく。このとき,容器の中で2種類の液体がどのように混合していくのかはよくわかっていなかった。

にっこり

コーヒーにミルクを入れたときのような2種類の液体を混ぜていくときにどのように混ざるかを確かめたという報告です。日頃何事もなくスプーンやマドラーで混ぜていますが、その様子の詳細が明らかになっていなかったというのは驚きです。というか、普通に混ざるんじゃないの?って感じなんですが、どうも均一に混じっていくのではないらしいのです。この結果には実際に実験した研究者たちも驚いています。

どこにでもある現象の中にこれまでに発見されていなかったことが隠れているということ、その事実が研究者たちを驚かせるようなことだったというのはとてもおもしろいことだと思います。これからはコーヒーをかき混ぜるときにちょっと意識してしまいそうです。

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未舗装の道が洗濯板のようになる理由

道路がでこぼこになる理由 − サイエンスニュース-ニュートン

土が露出した未舗装の車道は,洗濯板のようにでこぼこに横に波打っていることがある。このでこぼこは,車がよく通る道路でできやすいという。しかし,その理由はよくわかっていなかった。
イギリス,ケンブリッジ大学のマックェルワイン博士らは,この現象をはじめて解明した。

Picture by David C. Mays, Complexity, 5, 51 (2000)

クルマが走行する未舗装の道路に洗濯板状のでこぼこができる原因を究明したという報告です。言葉ではピンと来ないかもしれませんが、右側の写真を見ていただけるとわかりやすいのではないかと思います。比較的よく見る様子だと思いますが、これがどのようにしてできるのかはわかっていなかったということです。そのこと自体も意外ですね。

引用した記事だけではなんのことかわかりにくいのですが、こちらのページ(Washboard Road)で著者が詳しくまとめています。これによると、実験とシミュレーションによってデコボコが形成されるメカニズムを明らかにしています。デコボコ(報告ではrippleといっています)ができる理由は車輪が上下に運動することに起因していて、タイヤ質やサスペンションの有無、砂の粒の大きさなどには依存しないことを報告しています。速度との関係も比例などの単純なものではなく、かなり広い範囲で一定の幅のrippleができることを解明しています。
単純に考えるとサスペンションが効いていたらできにくかったりしそうなもんですが、そうならないところがおもしろいと思います。

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